不幸は突然にやってくるもの。
年末の時期に、身内に不幸がある場合もありますよね。
通常、身内が亡くなったら、1年間は喪に服し、年賀状などの新年の挨拶を控えます。
ですが、年末に不幸があった場合は、今から喪中葉書を出しても、間に合わない可能性があります。
間に合わないけど、喪中はがきは出すべきなのでしょうか?
また葬儀に参列して頂き、既に訃報を知っている人にも、喪中はがきを出すべきなのか?
こちらの記事でご紹介します。
年末で喪中はがきが間に合わない場合でも出すべき?
年末に不幸があると喪中はがきを出すべきか迷いますよね。
既に年賀状の受付が始まっている時期だと、
もうすでに年賀状を投函してしまっている人もいるかもしれません。
もしも、年賀状投函後に、喪中はがきが届いたら、受け取ったほうとしては、
「あ、しまった…、年賀状出してしまった…」
と、気まずい思いをさせてしまう可能性もあるかもしれません。
でも、案外年賀状をギリギリに出す!という人も多いものです。
(実際、私も毎年12月30日ごろに慌てて出すという…ズボラ派です)
そういう人たちには、できるだけはやく喪中葉書を出せば間に合うかもしれませんよね。
迷うところですが、正解はありません。
というより、地域によって差がありますので、一番は自分の住んでいる土地の習わしなどがあるのであればそれに従うことです。
特にそういった習慣や決まり事がなければ、ご自身の判断でOKです。
方法としては・・・
①今から急いで喪中はがきを出す。それでも年賀状が届いた人には、年明けのあと、寒中見舞いを出す。
②喪中はがきを出すのをあきらめて、年賀状が届いた人には、寒中見舞いを出す。
という方法があります。
私ならば、よほどの年末(今から出しては、届くのが新年になってしまう…)などでなければ、
早急に出します。
「喪中はがき」は、
「身内に不幸があったので、私からの新年の挨拶は控えさせていただきます」
という意味です。
なので、喪中はがきを貰ったほうは、私たちに年賀状を送ってしまってもマナー違反にはならないのです。
喪中はがきはこちらが
「年賀状を送りません」
という通知なので、相手の投函に間に合うか間に合わないか、はそれほど大きな問題ではないからです。
通常喪中はがきが来た相手には、年賀状の送付を控えますが、
それは、相手への気遣いであって、送ってはいけないということではありません。
なので、届いてしまった年賀状は受け取り、
寒中見舞いで、年賀状を頂いたお礼と、こちらが喪中で挨拶できなかったことを改めて伝えてお詫びをすれば大丈夫です。
喪中はがきは葬儀に参列してくれた人にも出す?
さて、喪中はがきを出す相手ですが、どこまで出したらいいでしょうか?
通常は毎年年賀状のやり取りをしている相手には、すべて送ったほうがいいです。
中には、葬儀に参列して頂き、すでに故人の訃報をご存知の人もいるでしょう。
ですが、それとこれとは別として、喪中はがきも改めて出すことをおすすめします。
喪中はがきは、訃報や死亡通知とは異なった意味合いのものです。
「喪中につき、新年のあいさつ(年賀状など)は控えさせてもらいます」
という意味なので、知っている人にも送ったほうが無難です。
確かに
・葬儀にも参列していただいたし、喪中はがきを出すのはくどいのでは?
とか、
・年末に亡くなって喪中はがきをすぐに出すなんて準備してたのか!不謹慎だ!
なんて思われないか不安になる人もいるかもしれませんが、
そう思う人はほとんどいないはずです。
葬儀関係の仕事をしている人の話だと、
年末の場合は、葬儀の業者が喪中はがきも急いで用意してくれることも多いんだとか。
なので、喪中はがきを送って、「失礼に当たる」なんてことはないので、そこは安心しても大丈夫だと思います。
年末の不幸で喪中はがきが間に合わないときのまとめ
年末に不幸があると、
心も体も大変ですよね。
喪中はがきを送るかどうか悩みどころですが、
お住まいの地域での習わしがあればそれに従いましょう。
もしない場合は、送っておけば失礼はありません。
本当に、年末も年末に差し掛かってない場合(12月の中旬ごろまでなら)
送っておくことをおすすめします。
大変な時期だとは思いますが、
どうか、無理はなさらずにご自愛くださいませ。
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