セペから出ていた「流せるナプキン」が、リニューアルされました。
その名も「肌にやさしいナプキン」
名前も「流せる」から「肌にやさしい」に変わりました。
そして、製品自体にも…
「トイレに捨てないでください」という文言が加わってます。
トイレに流せるから購入していたという人にとっては大問題です。
実際、「肌にやさしいナプキン」は水に溶けないナプキンに変わってしまったのでしょうか?
セペの肌にやさしいナプキンは流せる?
コットンラボ Cepee(セペ) 肌にやさしいナプキン(内容量:28個) (4973202141009) |
商品のページには、「仕様は同じでリニューアル」と書いてあります。
確かに、中身の見た目は「流せるナプキン」と何ら変わりはないようです。
ですが、先ほどの写真でもお見せした通り、パッケージには
「トイレに捨てないでください」
という文言もあります。
つまり、メーカーの意向としては、何かしらの事情があり、トイレに流さないように私たちユーザーに求めているということですね。
では、実際にはどうなのでしょうか?
実験してみました。
洗面器に水をためて、肌にやさしいナプキンを入れていきます。
1.まずは難易度の低そうな外装袋とテープ部分から
なるほど、水に溶けていきました。
2.次に、ナプキン本体を入れてみます。
どうでしょうか?ちょっと厳しいかな…と思いつつ、手でかき回してみます。
水の量もそれほど多くないし、これは結構溶けていると言ってもいいのではないでしょうか??
ですが、果たしてこの溶け具合がトイレに流しても大丈夫なレベルかはわかりません。
という訳で、同じ実験をトイレットペーパーでもやってみました。
さすがはトイレットペーパー。なんら心配もなく溶けますね。
でも完全に水に溶けるというわけではなく少しは繊維が残るようです。
今の実験ではトイレットペーパーの量は少な目だったので、この溶け具合でOKならば、先ほどのナプキンも水に流してもいいのでは?と思えてきます。
おまけにもう一つ実験してみました。
普通のティッシュペーパーはどうなのかということです。
まったく溶けないですね。ちぎれもしません。
結論:肌にやさしいナプキンも水にある程度溶ける!
という訳で、実験後のナプキンは自宅のトイレに流させていただきました。
特に詰まることもなく、今もトイレの調子は悪くなったりしていませんよ。
セペの肌に優しいナプキンはトイレに流せないの?
ですが、ここで気を付けてほしいことがあります。
これは、あくまでも私の憶測です。メーカーの意見でもなんでもありませんので、そこのところはご了承お願いいたします。
そもそも、製品自体は同じなのになぜ
「流せるナプキン」から「肌にやさしいナプキン」に変わったのでしょうか??
商品のページには
「※基準の変更で流せるという表記ができなくなりました」とあります。
二つ、理由があるのではないかと思います。
一つ目に、公共の施設などにはよく
「備え付けのトイレットペーパー以外は流さないでください」
などという張り紙がしてありますよね。
これをみた一部のユーザーが
「こういう張り紙をしているトイレでも流しても大丈夫ですか?」
なんて問い合わせがあったのかもしれません。
製品自体は「流せる」と謳っているものの、こう聞かれたら困ってしまうと思いませんか?
ここで、堂々と「流せる」と言ってしまっていいものなのでしょうか?
例えば、実際に流しても問題なかったとしても、中々「流してもいいです」と言い切るのは難しいですよね。
そのトイレに何を流してよくて、何を流しちゃいけないのか、それを決めるのはトイレを管理している会社であって、ナプキンメーカーが決めることではありません。
でも「張り紙に従って、流さないでください」と答えたら、
「流せるって嘘じゃないか!!」とクレームにつながってしまうかもしれません。
また、トイレの中には大変流れの悪いトイレがありますよね。
たとえトイレットペーパーでも、一度に大量に流せば詰まってしまうようなトイレもあります。
ナプキンの本体を溶かした時に感じたのですが、いくら水に溶けるといっても中々のボリュームです。
もしかしたら詰まりやすいトイレには少々重たく、詰まってしまうことがあるかもしれません。
「流せるナプキン」という名前なら、当然みんなトイレに流しますよね。
それが魅力であり、購入している大きな理由の一つですからね。
でも万が一流れの悪いトイレで詰まってしまったら…?
メーカーはその責任を負わなければならないのでしょうか??
実際にどうかはわかりませんが、
「流せるって書いてあるから流したのにトイレが詰まったじゃないか!弁償しろ!」
なんて言ってくる人もいるかもしれませんよね。
そうなるとメーカーとしては名前を「肌にやさしいナプキン」に変更して文言に「トイレにすてないでください」と書かざるを得なかったのではないかと、私は考えてます。
なので、私は実験して、
「これは水に結構溶けるな」
と思いましたし、実際、私の家のトイレで流しましたが特にトラブルは起きてません。
ですが、だから流せるんだ!!みんな、流していいよ!
と言っているわけではないのです。
製品の説明に「トイレに捨てないで」と書いてある以上、流してトラブルになった場合、メーカーは責任を持ってくれません。
「トイレに捨てないで」と書いてありますと言われて終わりです。
もちろん、このブログを書いている私自身もたとえトイレに流して詰まっても責任は取れません。
なので、流すならば自己責任です。
ですが、自分で責任を負えない場所、詰まりそうな流れの悪いトイレ…、こういった場所では流さないほうがいいと思います。
セペ肌にやさしいナプキンの賢い使い方
トイレに流せるのが一番の魅力だったのに、流せないとなると、ユーザーは離れていってしまうと思います。
ただこのナプキン、流せる以外にも魅力はあります。
それは商品名通り「肌にやさしい」のです。
普通のナプキンよりかなり肌に優しいと感じます。
しかし、このナプキン使ってみるとわかるのですが、粘着力が弱く、横ずれが激しいんですよね。
とても、1日目、2日目の多い日には使えません。
そこで、私の使い方をお教えします。
私は多い日に使ってます。
まず、別のナプキンで、後ろまであり、なおかつ薄めタイプのナプキンを敷きます。
そしてその上に、肌にやさしいナプキンを置きます。
そうすると横ずれも抑えられますし、取り換えるときは、上の肌にやさしいナプキンだけです。
このナプキンは肌に優しいのでチクチクすることもありません。
それと、普通のナプキンより蒸れにくく感じています。
量が多い日は、漏れてしまわないか心配にもなります。
ですが、ナプキン二枚重ねなので、かなり安心できますよ。
トイレに堂々と流せないのは残念ですが、肌にやさしいことは間違いないと思います。
なので、こういった多い日にあえて二枚重ねで使うという手段、試してみてくださいね。
かさばらず、ごわごわもしないので案外快適ですよ。
まとめ
「流せるナプキン」が流せないとなって残念に思っている人も多いのではないでしょうか??
今までふつうに流せていた場所ではこれからも流し続けても問題ないような気はしてます。
ですが、こればっかりは「絶対大丈夫!」とも言えません。
流す、流さないは自己責任で…。メーカーの意向としては「トイレには流せない」が正解ということを忘れないでくださいね。
その上で、どうしたいかは、もはや自分の決めることです。
トイレに流せなくても、使い心地は変わらずいいので、私も使い方を考えながらこれからも愛用していこうかな、と思ってます。
コメント
節水型のトイレが普及して、国のトイレに流せる基準が変わったからと聞きました。
by なちこ 2017年10月20日 7:13 PM
自分も気になってメーカーに直接問い合わせてみました。
上記の方と同様、節水型のトイレ普及で基準が変わったため、それに合わせて「流せる」という表記ができなくなってしまったそうです。
仕様は変わっていないそうなので、商品としては同じだそうです。
今まで流していたトイレでは流しても問題ないと思いますよ。
by もも 2019年11月11日 8:49 PM