不幸は突然やってきてしまうもの。
突然すぎて、心の準備も、身の回りの準備もできてないのが普通です。
特に若い人や学生さんは、喪服などの準備ができてない人は多いはず。
突然来てしまった不幸、お通夜に参加することになってしまった場合、どのような服装で行けばいいのでしょうか?喪服など持っておらず、スーツしかない場合の対応をお話しします。
お通夜の服装女性のスーツは大丈夫?
大学を卒業して一年目の事でした。
大学の頃の先生が亡くなったという連絡を受けたのは。お通夜や告別式の日時の連絡を受け、間柄としてもお通夜にのみ参加することを決めました。
ところが…、私は喪服など持っていません。
こういうところに着て行っても大丈夫そうな服装はスーツしかありませんでした。
そして、「スーツで言っても大丈夫なのかな?」という思いがありました。
・・・結果としては、私はスーツで出かけましたし、スーツで問題なさそうでした。
先生のお通夜ということだけあり、参列者がたくさんおりました。若い人が多く、ほとんどの人がスーツを着用しておりました。
本来、お通夜は突然の不幸に急いで駆け付ける、という意味合いが強く、親族などでなければしっかりとした礼服を着ていく必要はありません。
但し、やはりお通夜という場所であるために、普段着すぎる格好、ジーパンなどのカジュアルな格好はマナー違反でしょう。
もちろん、そんな恰好の人は誰ひとりとしておりませんでした。
なので、結論から言えば、お通夜の場合はリクルートスーツでも大丈夫です。
もちろん、インターネットで調べると色々な情報があり、色々な情報で溢れています。私のこのブログも色々な情報の中の一つですよね。
最近では、お通夜も亡くなったその日に行うのではなく日程を改めて行われることが多いため、「突然駆けつけた」という意味合いが薄れているので、お通夜であろうと、礼服で行くのがマナーという意見もあります。
それも一理あるような気もしますよね。
ですが、考えてみてください。ではその言葉に従って喪服を買いますか?
もちろん、日程的金銭的に購入の余裕があるのであれば買ってもいいかもしれません。
ですが、若いあなたにそんな余裕はあるのでしょうか?
また、喪服など何度も購入するものではありません。焦って妥協して購入するよりかは、今回はスーツで出席して、その後しっかりとした一着を購入すべきだと思いますよ。
学生で喪服を持っている人というのはほとんどおりませんし、学校を卒業したばかりの人も喪服を用意している人というのは少数派
間柄、友人や知人、(またはそのご両親など)、先生という事であればお通夜と告別式であればお通夜に参加すれば十分、礼を尽くしていますので、お持ちのスーツがで出席するのが良いでしょう。
お通夜 女性のスーツのシャツはどうする?
スーツを着ていくことになったら、シャツはできれば黒のほうが無難です。
スーツもお持ちであるならば、グレーよりも黒などの色が良いでしょう。
パンツスーツでもスカートでも大丈夫です。
(本来パンツスーツの方がスカートよりも格下なんて事はありません。ただご年配の中にはそのように思われている方もいるようですが)
ただ黒いシャツといっても、つやつやと光沢のあるものはあまりよろしくないです。
シンプルな黒いシャツがいいと思います。
ただ、どうしてもお持ちでない場合は白いシャツでも大丈夫です。
現に私が出席したお通夜でも、白いシャツを着ている人も多かったです。
またストッキングですが、ベージュのものより黒い色のストッキングが無難ですよ。
冬などで寒かったとしてもタイツはカジュアルな印象を与えてしまうためにNGです。
ストッキングくらいであれば、お急ぎでもコンビニなどで買うことができると思いますので、用意してもいいかもしれませんね。
(私もストッキングだけは黒のものを用意しました。)
お通夜の服装女性の靴は?
お通夜の服装について調べると、靴やバッグ、小物などは革製品は避けるとなっています。
革は殺生を連想させるので、こういった場所にはよろしくありません。
・・・、ですが、布製の靴って持ってますか?
礼服を購入するときにはそれ専用の布靴も合わせて購入するといいと思います。
けれども、礼服も持ってないのにその場にふさわしい靴など持っているはずもありません。
当然色は黒。黒い靴といえば・・・・
・就活用の本革の靴
・光沢のあるエナメルの黒い靴
・普段履いている合皮の靴
・黒いスニーカー(布)
しか持っていませんでした…。
なので、私はこの中で一番無難な就活用の靴でお通夜に向かいました。
本当にいいのだろうか?
という不安もありましたが、行ってみたら、やはり若者が多かったからか、
普通の就活スタイルで、私と同じように就活用の靴を履いている人が多かったです。
まとめ
もちろん、故人の立場、故人と自分との間がら、土地柄など色々な要素があり、そこでふさわしい服装というのはかわってくるものと思います。
私が今回ご紹介した服装は通常のマナー通りではないと思います。
しっかりとしたマナーで臨むとなれば、やはり礼服も購入したほうがいいでしょうし、靴も布の靴を買った方がいいでしょう。
ですが、不幸は突然のもの、備えができてない事がほとんどですよね。
私は自分がお通夜に参列したとき、
本当はもっと、故人のことを思い出したり、そういったことをすべきだったのに、マナーばかりが気になってしまいました。マナーをまもるのは故人のご家族への配慮のためには必要なことだと思います。
でも、マナーを守らなきゃという気持ちの中には
・自分が浮いてしまわないか心配
・誰かに笑われたりしないだろうか?
・こんな格好で恥ずかしくないだろうか
などという自分のことにばかりフォーカスした感情でした。
マナーを守ることは大切。
ですが、特別無理をする必要はありません。今の自分ができる最大限の礼をつくし、あとは故人を偲びお通夜に参列することが大切なのだと私は思います。
コメント
とてもためになりました。ありがとうございます。
by 匿名 2018年8月16日 3:00 PM