国内外問わず、旅行や仕事で飛行機に乗る機会がありますよね。
離陸、着陸時と気圧の変化により耳に違和感を感じることが多々あります。
ひどい場合だと本当に叫び、転げまわりたくなってしまうような痛みを
感じることもあります。
その痛みを考えるだけで飛行機がちょっと憂鬱に…。
飛行機に乗る前に痛くなってしまったときの対策や予防法を確認してみましょう。
飛行機の着陸時の耳の痛みへの対処法は?
耳の痛みは着陸時に起きやすいです。
それも着陸の直前ではなく着陸態勢に入る少し前から…。
長いと30分40分前くらいからひどい激痛に襲われることがあります。
激痛でなくとも、傷み始めたら、なるべく早めにやって欲しい方法があります。
言葉くらいは聞いたことがあるでしょうか?
耳抜き
です。
ダイビングとかで水中でする方法と同じですね。
やり方はとっても簡単。
まず鼻を空気が入らないようにぐっと摘まみます。
口も閉じてください。
そしてゆっくり鼻へ空気を送ります。
一気にやると怖いと思いますので、ゆっくりで大丈夫です。
段々耳に違和感を感じるかもしれませんが、
もう少し頑張ってゆっくりと強くしていきましょう。
まず片方の耳だけにシュッと空気が入ります。
そして、もう一方の耳にもそのまま続けていくと入ります。
これで耳抜きは完了です。
空気が耳に入ったタイミングで耳の痛みが改善されます。
ただ耳の空気が入りすぎて今度は耳の圧力が高くなっているかと思いますので、唾を飲んだり顎を動かしたりして、圧力を元に戻しましょう。
飛行機で耳が痛くなってしまったときにキャビンアテンダントさんが教えてくれる方法ですので、
これでほぼほぼ治るはずです。
飛行機着陸時耳の痛みを予防することはできる?
耳の痛みの改善方法は以上ですが、
できれば、予防をしたいものですよね。
これも有名な話かもしれませんが、
飴やガムを口に入れておくと予防になります。
飛行機の着陸の前に口の中に入れておきましょう。
また、耳抜きが苦手でうまくできないという人や、
どうしても飛行機が不安になってしまう方は、
飛行機専用の耳栓などもありますので、用意しておくと気持ち的にも楽ですよ。
飛行機の着陸時耳の痛みの理由って一体?
対処法、予防をお知らせしましたが、そもそも着陸時にどうして耳が痛くなるのでしょうか。
気圧の変化で耳が痛くなってしまいます。
飛行機に乗り、離陸時、上空へ行くほど気圧は低くなります。
着陸時は逆に地面に行きますので気圧は上がります。
耳の中の具体的には中耳という部分が痛くなっています。
耳の鼓膜の内側にある部分です。
中耳には風船のような空間があります。
飛行機離陸時、気圧が低くなりこの中耳が膨らみます。
飛行機着陸時は外の気圧が高くなるので中耳はしぼんでいきます。耳が回りの高い気圧に押されているようになるので痛くなってしまいます。
この時に、中耳につながっている空気の量を調節するストローのような部分が通りにくいと耳が痛くなってしまいます。
気圧の差が大きくなればなるほど痛みます。
なので最初に紹介したように、耳に空気を入れてあげたり、抜いてあげたりすることで痛みが改善するのです。
もし飛行機を降りてしばらくしても耳の痛みが治らない場合は、航空性中耳炎になっている可能性もありますので、耳鼻科へ相談しましょう。
まとめ
飛行機の着陸時の耳の痛みは気圧によるもので、
個人差はありますが誰いでも起こりうることなんです。
なので、あんまり心配せずに、耳抜きなど落ち着いて対処をしましょう。
それでも飛行機にのるのが不安な場合はお守り代わりにもなりますので、耳栓を持っていくと良いでしょう。
耳の痛みへ上手へ対処しながら、楽しい空の旅をすごせるといいですね!