女の子の節句、ひな祭り。この日は女の子のためにお雛様を飾るという家も多いのではないでしょうか?
初節句から始まり、こどもも小さなころは一年に一度の華やかなお人形たちを喜んでいますが、年頃になってくると、あまり興味を示さなくなるんですよね…。
このお雛様たち、何歳になるまで飾るのが正しいのでしょうか?
お雛様は何歳まで出す?
お雛様は何歳まで出すのが正しいのでしょうか?地域によっての風習も様々なので一概に正しい答えというのはありませんが、世の中の多くの人はいったいどうしているのでしょうね。
ちなみに私の家はたぶん中学校そこそこから出さなくなりましたね。
・子供が小学生くらいときまで
・お嫁に行くまで
このへんの意見が多そうです。
できれば何歳まででも出しておきたいと思ったとしても、家のスペース的な問題で、出さなくなってしまったりすることも多いようですね。
また、お雛様を出すのって結構な重労働・・・。一日がかりの仕事になる場合もあります。
そのため、面倒くさく、しかも、一生懸命だしてももう娘は喜ぶ年齢でもないし…ということで出さなくなるご家庭も多いようです。
娘に、「お雛様いつ出すの?」などとせがまれなくなってからは出さなくなるパターンが多いようですね。
では、正確にはいつまででしょうか?
所説あります。
1.お嫁に行くまで
お雛様は女の子の幸せを願って、生まれて初めて贈られるプレゼントです。そして、昔は女の子の一番の幸せといえば、結婚すること。そのため、結婚し、お嫁に行ったらお雛様の役目は終わるという考えかたもあるようです。
2.いつまででも出して構わない
お雛様は女の子に生まれて初めて贈られるプレゼントであり、女の子の一生の宝物です。そして、女の子の代わりに厄を引き受けてくれるお守りのようなものでもあります。そのため、結婚しても、何歳になってもいつまででも飾るという考え方もあります。
・・・、つまり考え方の問題なんですね。
地域によっても色々とあると思います。ご自身の地域ではどうなっているのか親や祖父母などに確認してみるのもよさそうですね。
お雛様を飾る年齢は?
色々と調べてみると、やはりお雛様は「○歳」まで出すという決まりはないようです。
考え方によって、いつまででも出してOKだったり、お嫁に行くまでなどとあるようですね。
理想としてはやはりお嫁に行くまで、またはずっと一生飾り続けるというのが理想だとは思いますが、現実問題そうはいかないもの。
大体子供がお雛様に興味をなくし、子供から「お雛様、出さなくていいよ」と言い始めると出さなくなるご家庭がほとんどかと思います。
(かくいう私の家も・・・・)
やはり小学校くらいまで、という家が一番多いようですね。
お雛様は嫁入り後はどうする?
では、お雛様は嫁入りあとどうするばいいでしょうか?
一生飾り続ける場合は…
1.ひな人形は実家においてあり、実家で母が飾ってくれるパターン
2.嫁入り道具として持っていき、自分の娘のと一緒に飾る
(娘がいない場合は自分ののみ飾る)
この二パターンが多いようですね。
部屋のスペースから、マンションなどに住んでいるとなかなか大きなお雛様を出すことができず、実家で飾ってもらうということも多いようですね。
また、あまり知られていないイベントではありますが9月9日に後のひな(のちのひな)という行事があります。これは大人の女性のための節句です。長寿の願いを込めて、大人の女性が持っているお雛様を飾る節句です。
お雛様ってずっとしまっておくとダメになってしまいますよね虫食いやシミなどができてしまうんです。なので、江戸時代、外に出して長持ちさせようと知恵を働かせた江戸庶民の間に生まれた風習です。
自身に娘がいて、スペース的に二つ飾れないという場合は、3月3日には子供のお雛様を9月9日にはお母さんのお雛様を飾るというのも素敵だと思います。
まとめ
お雛様は生まれて初めてもうら贈り物です。そんなお雛様をいくつになっても大事に飾り続けたいと思うのはとても素晴らしいこと。
女の子の節句ではありますが、”すべての女性”の節句でもあるのかもしれませんね。