お祭りの屋台で金魚すくい。
夏の風物詩ですね。
その金魚ですが、別に金魚を飼うつもりはなかったのに、祭りでの金魚すくいをきっかけに飼う事になった、という人の多いではないでしょうか？
そんな時、金魚の飼うセットなどもないし、どうしたらいいか悩んじゃいますよね。
金魚を飼う事になったその日に何をすればいいかお話しします。
祭りの金魚の飼育はどうする？
まず、ご存知の方も多いかもしれませんが、
お祭りの金魚すくいでゲットした金魚はたいてい弱っています。
その弱っているのを休ませてあげる為に塩水浴をさせてあげます。
用意するものは、水と塩。
水１ℓに対して、0.5ｇ（小匙１）の塩です。
これを混ぜて、この塩水の中に金魚を離します。
この塩分濃度が金魚の体の浸透圧とほぼ一緒です。
なので、金魚への負担が少ないんですね。
面倒くさがらず、塩と水の量の割合は守るようにしましょう。
家にある一番大きなバケツでこの塩水浴をさせてあげます。
その時に、突然離すのではなくて、お祭りでもらった袋ごと、
バケツの中に浮かべてあげましょう。
金魚は水温が突然変わったりすると、ストレスを感じ、急激に弱ったりしてしまう場合があります。
なので、袋の中の水温と、バケツの水温をだいたい同じにして、
バケツに離した時の負担を減らしてあげます。
大体30分くらい袋のままバケツに浮かべておけばＯＫです。
この塩水浴はだいたい１週間程度やりましょう。
バケツの置き場所ですが、人通りのすくないところに置きましょう。
人通りが激しかったり、ストレスの多い場所だと
金魚もストレスを感じて飛び跳ねたりします。
そして、次は餌です。
突然金魚を飼う事になった場合、餌はどうしたらいいか？悩みますよね。
金魚は１，２週間何も食べなくても生きていける生き物です。
なので、塩水浴の間は食事を上げなくても大丈夫です。
むしろ、あげないで下さい。
金魚の飼育にいるものは？
さて、金魚をバケツで塩水浴をさせている間に、
金魚を飼うために必要なものをそろえておきましょう。
・水槽
いつまでもバケツで飼うわけにも行きませんよね。
大体、金魚１匹に対して、10リットルほどの水は用意できるような水槽を選びましょう。
・ろ過器
・照明
・砂利
金魚を飼育するのに大事なバクテリアの住む場所になります。
見た目の問題以上に必要です。
・水温計、ヒーター
金魚は水温の変化に敏感です。
なので、温度計で温度を管理し、ヒーターで温度変化を少なくしましょう。
・塩素中和剤、カルキを抜く薬剤
カルキは、水道水を一日汲み置くことで抜くこともできますが、
薬剤を使えば簡単です。
・ホース、バケツ
水を替えるときに必要です。
まずは最低限、ホームセンターやペットショップでそろえるといいでしょう。
また、金魚飼育キットというセットになっているものもあるので、利用してみるのもいいかもしれませんね。
祭りの金魚を長生きさせるには？
どうせ、金魚を飼うなら、長生きしてほしいですよね。
ですが、お祭りの金魚にはかなり個体差があります。
中には病気を持っている子もいますし、
身体の弱っている子もいます。
どんなに頑張って育てても、仕方がない場合もあります。
ただ金魚は自宅での飼育で１週間から１か月くらい生き延びれば、
その後、丈夫で長生きしてくれる可能性があります。
金魚すくい、という環境の中、生き残り、家でもその期間だけ生きてくれた子たちなので、身体が丈夫なのです。
そうなったらやはりがんばって長生きさせたいですよね。
金魚すくいの金魚でも数日で亡くなってしまう場合もあれば
5年、10年生きるご長寿もいます。
長生きさせるコツ、というのは特になく
日々の温度調節だとか、月に１回程度の水替えだとか、
そういう面倒をしっかり見ることが大事だと思います。
ついつい、人の感覚だと１日１回は餌を…
なんて思ってしまいますが、
金魚は２，３日に１回、ほんの少しで大丈夫です。
残したりすると水も汚れますのでエサは少しでいいんですよ。
また、 なんだか体調が悪い様子でしたら、
1週間程度絶食させるのも一つの手段です。
消化不良を起こしている可能性もあります。
まとめ
突然飼うことになった金魚。
どうしたらいいか、慌ててしまうかもしれませんが、
まずは家であるもので金魚を休ませて、そしてじっくりと飼ってあげてくださいね。
あなたの金魚が長生きすることを祈っております。
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