七五三に子供に購入した着物…。
七五三が終わったら、大切にしまっておかなければなりませんよね。
ちゃんとした着物は、保管の仕方も気を付けなければなりません。
下の子がいる場合や、将来、娘の子供に…と考えている場合は、ちゃんと長持ちするように保管したいですよね。
今回は、着物の保管方法や、保管するにあたっての洗い方や畳み方をご紹介します!
七五三の着物の保管方法は?
着物の保管方法ですが、どうしたらよいでしょうか?
着物は「桐の箪笥」で保管するのが良いと言われていますね。
着物は、湿気にとっても弱いんです。
着物は、湿気によってカビが発生してしまうのです。
しかしながら、日本は高温多湿な気候で、湿度には特に気を付けなければなりません。
桐の箪笥は、湿度にとても強いんです。
雨の降っている日や、ジメジメしている日、桐の箪笥は開けにくくなります。
逆に、晴れている日、乾燥している日はスムーズに開けることができます。
湿度が高い日、桐の素材が湿度を吸収し、中の着物を守ってくれるのです。
だから、桐の箪笥がいいと言われているんです。
ですが、1着の七五三の着物のために、まさか桐の箪笥に買い替えるわけにもいかないですよね。
では、一般家庭の普通の洋服ダンスやプラスチックの衣装ケースで保管するにはどうしたらよいのでしょうか?
ポイントは、湿度の低い10月~12月ごろ、2月~3月ごろの年に2回ほど、箪笥から出して、吊るして干すようにしましょう。
こうすることによって、普通の洋服ダンスにいれることで湿気がちな着物から、湿気を飛ばし、乾燥させることができますよ。
年に2回、ちょっと面倒かもしれませんが…、これをやってあげることで、桐ダンスを買わずとも、着物を守ることができますよ。
また、防虫剤ですが、正絹の着物であればそれほど心配する必要はありません。
虫はウールなどが好きで、絹はあまり好みません。
念のために入れるということであれば、においが付かない程度で大丈夫です。
また、防虫剤の種類は1種類にしましょう。
複数の種類を入れると化学反応を起こし、着物にシミを付けたり、
有害物質を出してしまったりする可能性があり危険です。
・着物の保管は桐ダンスが◎
・桐箪笥がない場合は乾燥している時期、年に2回ほど吊るし干しを!
・防虫剤は1種類を控えめに入れればOK!
七五三の着物の洗い方は?
七五三で着た着物は洗うべきでしょうか?
せいぜい3時間程度しか着ていないし、洗わなくってもいいかな~
なんて、思ったりしていませんか?
ですが、着物を保管するならちゃんと洗っておきたいですよね。
ポリエステルなどの化学繊維であれば丸洗いができる場合もあります。
今や、丸洗いができることを売りにしている着物もありますよね。
ですが、正絹の、ちゃんとした着物だったらどうでしょうか?
自分で丸洗い?
それとも、クリーニング?
…、実はどちらもおすすめできません。
自分で丸洗いは危険です。
なんせ素人です…。失敗しても取返しがつかないですよね。
次にクリーニングですが、クリーニングで着物を預かってくれる場所を探すのにも一苦労ですよね。
で、ようやく見つけた着物をやってくれるクリーニングでも失敗してしまう可能性があります。
金箔や銀箔をあしらった素敵な着物をクリーニングに出したら、
丸洗いされてしまって、すべてはがれてしまった…
なんてことも考えられる自体なのです。
もちろん、クリーニングは持っていくお店にもよります。
評判も良く、信頼安心できるクリーニング屋さんがあるのであれば、そちらに持ち込めば何の問題もないでしょう。
でも、何も知らない場所に突然持ってくのは不安ですよね。
少なくとも、着物専門のクリーニング店に持っていくようにしましょう。
洋服クリーニングのお店の、着物可のお店だと痛い目をみてしまう可能性があります・・・。
七五三の着物の畳み方は?
七五三の3歳の着物の畳み方はとっても簡単です。
当たり前だけど、自分で畳まなきゃいけないですよね。
動画を見るととてもわかりやすいですよ。
着物部分と、お被布部分の畳み方を見てみましょう。
1.衿を左側へ。裾を右側に置きます。
2.手前の脇の縫い目で折ります。
3.向こう側(遠い方)の脇の縫い目で折ります。
4.手前の袖を折り畳みます。
5.反対側の袖を折り畳みます。
6.裾から3分の1で折ります。
7.衿側の3分の1で折ります。
これで完成です!
次に被布を畳みましょう。
1.衿を左あわ、裾を右側へおきます。
2.手前の脇の縫い目で折ります。
3.反対側の脇の縫い目で折ります。
4.裾から半分に折ります。
以上です。
とっても簡単ですよね。
しっかり畳んで、シワのないようにしまいたいですね。
まとめ
七五三の着物を長持ちさせたいならしっかりとしまうことが大切です。
年に2回干すのは大変かもしれませんが…
長持ちさせるためにはやむをえません…・
(それか贅沢に桐の箪笥を購入するか…)
クリーニング店選びは信頼おけるところに任せられるといいですね。