干し芋って素朴な味ながら甘くてとても美味しいですよね。
長期保存もできるので、たくさんさつまいもを手に入れた時にも最適な調理方法です。
干し芋は、自分の家でも案外簡単に作ることができますよね。
干し方って家でやると結構悩むものです。
カビが生えてしまったり…、色が黒く変色してしまったり…、白い粉が出てきたり…。
今回は干し芋の干し方のコツや、カビない方法、白い粉の正体などをご紹介します。
干し芋の作り方干し方は?
干し芋を干すときは、スライスした芋同士がかぶらないように配置します。
一番大切なのは、日差しよりも風通しですが、できればよく日に当たる場所に干すほうが甘くなると感じます。
また、時折、裏表をひっくり返してあげると乾燥具合が均等になりおすすめです。
また「夜」ですが、夜も干したままでOKです。
昼間と夜の寒暖さが干し芋をより甘くしてくれます。
干し芋を干す時って虫が寄って来たら嫌だし、埃などの汚れも気になりますよね。
そこでおすすめなのは、釣り具屋さんなどに売っている干物を干すネットです。
見た目はあまりおしゃれではありませんが、ネットで虫を防ぐこともできますし、おすすめですよ。
また雨が降ってしまうとアウトなので、干す時期は数日雨の降る予定がない日に干しましょう。
さらに、干し芋を甘くするために、時折、霧吹きなどで塩水をスプレーしてあげると甘さが増しておすすめです。
お芋は、4日以上干すのがちょうどいいでしょう。
ただ、乾燥具合には好みがあります。
半分生くらいの柔らかいのが好きならば、早めに引き上げちゃいましょう。
乾燥してアゴが疲れるくらいの固さがいいのであれば、1週間程度しっかりと干すようにしましょう。
干し芋の作り方 カビが生えないようにするには?
干し芋をせっかく作ってもカビが生えてしまったら台無しですよね。
作った干し芋を全部捨てることになって本当にもったいないです。
カビないポイントとしては、単純ですが「よく晴れた、乾燥した日」に干すことです。
洗濯物と同じで雨の日や湿度が高い日に干すと変な臭いがしたりカビが生えてしまったりしますよね。
干し芋も同じです。雨の日、湿度の高い日に干すとカビでしまうので注意が必要です。
なので、おすすめの時期としては、秋の長雨が終わり、冬に近づくシーズンが良いでしょう。
雪が多く振る地域の場合は、雪が降る前がいいですね。
雪が降ると霜が降りて凍ってしまう可能性があるからです。
また、「あれ?これってもしかしてカビ?」
と思もう現象として、色が黒く変色してしまう状態があります。
これ、実はカビてしまっているのではなく、ただ黒く色が変わってしまっているのです。
これは、さつま芋のアクが原因で、変色してしまっているだけなのです。
でも、黒くなると嫌ですよね。
これを防ぐには、さつま芋を切ったときに流水にさらすのが大切です。
3時間程度根気強くお水にさらしましょう。
さつまいもを水につけても、水が濁らない程度までしっかりと水に晒せばアクが抜けて変色することはなくなりますよ。
干し芋の作り方 白い粉って何?
干し芋を作っていると、白い粉が浮き出てくることがあります。
「あれ、もしかしてこれってカビ??」
って思ってしまうかもしれませんね。
ですが、ご安心ください。これはカビではありません。
お芋自身の糖質が結晶化し表面に表れただけなのです。
甘くておいしいお芋の証拠です!!
市販の干し芋にも白い粉みたいなのがかかっていることがありますよね。
これも、砂糖などを上から振りかけたのではなく、お芋自体の当分なのです。
まとめ
美味しい干し芋!
市販で干し芋を買うと高いですが、家で作ってしまえば安く大量に、自分好みに作れるのでいいですよね。
干し方のコツを抑えつつ美味しい干し芋ができあがることをお祈りしてます!