世の中にはたくさんの怖いことや不安な事があります。
それが気になりすぎてしまう事はありませんか?
火事になることが不安でガスの元栓を何度も確認してしまったり…。こんな症状、貴方だけではないのです。
確認しないと不安でたまらない病気とは?
寝るとき、外出するとき・・・
・家の鍵を閉めたか不安で確認してしまう。
・ガスの元栓を閉めたか不安で確認してしまう。
・ストーブや電化製品の電源を切ったか不安で確認してしまう。
・水道が出しっぱなしになってないか不安で確認してしまう。
等等
これらの不安は誰もが感じたことのあるごく普通の不安です。
だけど、自分でも「こんなに確認する必要はないのに・・・」と思ってしまうけど、確認せずにはいられなくなったことはありませんか?
もしかしたら、それは、強迫性障害かもしれません。
確認しないと不安でたまらなくなる病気。
強迫性障害の中の確認行為というものかもしれません。
確認しないと不安で日常生活へ支障がでている場合やその行為によって、周囲の人が困っている場合、
病院にかかることも考えたほうが良いかもしれません。
もし強迫性障害だとしてもそんなに深刻にならないでください。
確認しないと不安でしょうがないと思います。
多くの人に理解されず、家族に不信がられたり、苦しいと思います。
確認しなければ、と思っているとき、それは言い難い恐怖だと思います。
でも、治療するべき病院があり、克服することのできる症状であり、
自分だけが特殊、という事でもないのです。
私は強迫性障害の確認行為をこうやって克服した!
これから書くことは、私の体験談です。
誰しもが同じようになるかどうかはわからないです。
それでも試してみる価値はあるかなあと思います。
まず、私の症状は、
夜寝るときにベットに入った後に起こりました。
・ガスの元栓はしまっているだろうか?
(コンロ・ストーブ両方)
・冬はこたつ、夏は冷房の電気は切れているだろうか?
・冷蔵庫の扉はちゃんとしまっているだろうか?
・鍵はかかっているだろうか?
・風呂場、台所、洗面所、すべての水道の栓はちゃんとしまっているだろうか?
・窓の鍵は?
・リビングは散らかってないだろうか?
(特に、チラシのような紙とかが散乱してないだろうかとか)
そのような事が気になって仕方がなく、1度だけならまだしも、
確認してはベッドに戻り、また不安になって確認して、またベッドに戻り・・・
を何度も繰り返していました。
家族にはその不安は言えずに隠してました。
なぜかわからないけど、この理由のわからない不安が恥ずかしいことに思えたのです。
(なので、喉が渇き水を飲みに来た、とかそういう風を装ってました。トイレに起きたとか、でも不審がられてました)
最初に寝ようとしてから眠りにつくまで1時間くらい時間かかってしまったり。
あと、確認とはちょっと違うけどとにかく散らばっているチラシが気になって仕方がなく、
階段を上っている最中に下の階のチラシが目に入り、片付けなければ!と思い、慌てて逆戻りしようとしたところ、
階段から落ちて骨折したりしました・・・(-_-;)
生活に支障をきたしてました。
その時は強迫観念だとか確認行為だとかそういったことは知らずに、
なんでこんなに不安なんだろう?
というか、どうして他の人はなんで気にならないんだろう?
と思ってました。
しかし、いつまでもこうしてはいられずなんとか、しなければと思い…。
・確認するのを我慢する。
(大丈夫、大丈夫、と言い聞かせる。
冷蔵庫が空いてたからって死にはしない。
水道から水がずっと出ていたって死にはしない。
ストーブの電源を切り忘れていたって、ゆれたり倒れたりすればちゃんと止まるストーブだから大丈夫。などと自分に言い聞かせる)
・確認するのは1回まで
(最初は確認するのを我慢しようと言い聞かせるのだけれど、だいたい我慢できずに確認してしまいました。だけどもその回数を1回にする)
というのを、不安と恐怖と闘いながら、できるだけ実行するようにしました。
病院を受信したわけではないのでこれがいいのかはわかりませんでしたが、
やってみました。
そして、確認は1回までの時に使っていたものがあります。
それは、ツイッターです。
ツイッターに、「こたつはちゃんと消しました。おやすみなさいー!」
などと投稿しつぶやいてました。
そしてもう一度、確認をしたくなったらそのつぶやきを見直して安心させようとするのです。
最初は毎日のようにしていた確認行為も段々と間隔があくようになり、
今やほとんど確認していません。
(それでもたまーに確認したくてたまらくなるときがあり、その時は1回だけ、確認してあとは気にせず寝るようにしてます)
病院に受診したわけではなく正しい方法ではないのかもしれませんが、
私はこのように克服しました。
この方法でうまくいかなかったとしても、
特に問題が出るわけではないと思うので、一度試してみるのも良いかと思われます。
強迫性障害での確認行為を治療する方法とは?
強迫性障害の治療法として2つの療法があるそうです。
・認知行動療法
代表的な方法として
【曝露反応妨害法】というのがあります。
不安や恐怖と闘い、確認したいという気持ちを抑え、確認行為を我慢する方法です。
今から思えば、私が知らず実践していた方法はこちらの方法かもしれません。
・薬による治療法
強迫性障害の原因として、脳の中のセロトニンという神経伝達物質の以上が強迫性障害に深い関係があるそうです。
セロトニンの再取り込阻害薬である抗うつ薬SSRIという薬を使う方法があるそうです。
この薬を服用し、認知行動療法に入るという、方法があるそうです。
まとめ
確認しないと不安で仕方がない状態。
性格の問題でも、自身がおかしいのでもなく、病気の可能性が高いです。
日常に支障をきたすレベルならば、やはり病院を受診することをおすすめいたします。
精神科、神経科、精神神経科、メンタルヘルス科などで強迫性障害を診てくれるので、
一度、受診してみることで不安が解決できるかもしれません。