インフルエンザ予防接種の高齢者への効果や副作用と注意事項を紹介!

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インフルエンザ 予防接種 高齢者

高齢の両親や祖父母にはいつでも元気でいてほしいもの。
インフルエンザシーズンは、感染しやしないかと心配ですよね。

高齢になってくると、インフルエンザに罹りやすく、
また、かかった場合重篤化しやすいので予防はしっかりとしたいところです。

そこで、インフルエンザの予防といえば予防接種ですよね。
でも…、高齢者には効果がない?みたいな噂も耳にしますし、
よかれと思って打った予防接種によって副作用を起こしてしまったら…と思うと不安は尽きません。

今回は、高齢者のインフルエンザ予防接種の効果や副作用、
それから予防接種へ行くときの注意事項をご紹介します。


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インフルエンザ予防接種は高齢者にも効果あり?

インフルエンザの予防接種。
当然、インフルエンザに効果がなくては困りますよね。

でも、高齢者にはインフルエンザワクチンの効果が薄い…。
と聞いたことはありませんか?

確かに、高齢者ではなくても、インフルエンザの予防接種を打ったのにも関わらず、インフルエンザに感染してしまう人が一定数います。
私の母も実はこのタイプ…。

では、インフルエンザ予防接種が高齢者にとってあまり効果がないという説はどういった根拠なのでしょうか?

実は、
インフルエンザのワクチンによる効果というのは

65歳以上の高齢者のインフルエンザによる入院を30%から70%減らすことができる

というアメリカからの発表があります。

また、
65歳未満の健常者はインフルエンザの発症を70%から90%減らすことができる

とも言われています。

つまり、普通の人よりも免疫機能が弱いお年寄りは、インフルエンザワクチンによって、完全にインフルエンザに罹らなくなるわけではありません。

ただし、インフルエンザに罹っても入院患者を減らすことができているというのは、インフルエンザの重篤化を防いでいると言えます。

インフルエンザは健康な若い成人が発症しても、ほとんど重篤化する事なく、
1週間程度しっかりと薬を飲み、安静にしていれば治ります。

しかし、高齢者の場合は重篤化のリスクがかなり高いのです。
毎年ニュースで高齢者の方がインフルエンザで亡くなったという悲しいニュースを耳にしますよね。

なので、感染を防ぐことが難しくても、重篤化を防ぐことができると考えれば、インフルエンザの予防接種を打つ価値はあると思います。
私の母も毎年インフルエンザの注射をして、発症する年もありますが、
重症になることなく、軽症ですんでます。
それはインフルエンザワクチンのおかげなのかもしれませんね。




インフルエンザ予防接種の高齢者への副作用は大丈夫?

インフルエンザ予防接種は、完全に予防することができなくても、
感染した時の重篤化を防ぐことができるのであれば、
インフルエンザの予防接種をする価値はありますよね。

でも、その時に気になるのが、「副作用」ではないでしょうか?

インフルエンザの予防、重篤化防止のために予防接種をしたのにも関わらず、
副作用でつらい思いをするのは嫌ですよね。

インフルエンザの予防接種は、不活性化させたインフルエンザ菌を注射しているのです。

不活性化させているので、もちろん体に毒という訳ではありません。
でも、中には副作用が発生してしまう人もいます。

まず、多くみられる副作用は注射した部分が赤く腫れてしまう症状です。

これはこれで、痛いし辛いですが、1日から3日程度で治まります。
このような症状は、インフルエンザのワクチンが体の中でちゃんと反応を起こしている証拠です。
なので心配する必要はありません。

またそのほかの症状は、発熱、頭痛、だるさ…などがあります。
注射後にこういった症状が出た場合は副作用の場合が考えられます。
でも、こちらも、1日~3日程度で収まりますのでそれほど心配する必要はありません。

インフルエンザのこういった軽微な副作用は大体10人中1.2人に発生するようです。

ただ、中にはこのような反応ではなく…


・腫れの範囲が肘、腕全体と広がってしまう
・呼吸が苦しくなる
・蕁麻疹が出る
・意識レベルの低下
・嘔吐

などといった症状がごく稀に出ます。
これはアナフィラキシーの可能性が考えられます。
予防接種をしてから、30分以内に、急激にこのような症状が出た場合はすぐに医者に行きましょう。

ただこのアナフィラキシーの反応は、インフルエンザの予防接種に関わらず、他の予防接種でも起こりうることなのです。
こんな怖い症状が出るなら、予防接種、どうしようかとちょっと考えてしまいますよね。

ですが、インフルエンザの予防接種でヤバイ副作用が出る可能性よりも、
インフルエンザに感染して重症化してしまう可能性の方が、高いのです。

このアナフィラキシーショックは卵アレルギーの人に多くみられる反応です。
なので卵アレルギーがある人は控えたほうがよさそうです。
でも、それ以外の人の場合は、副作用も心配ですが、それよりもインフルエンザの方が怖いかもしれない…
と年頭において、予防接種を受けるか受けないか検討したほうがいいでしょう。

インフルエンザ予防接種の後は、高齢の親たちの様子を注意深く見守ってあげる必要がありそうです。





インフルエンザ予防接種へ行くときの注意事項は?

では、インフルエンザの予防接種に行くとき、
高齢者はどんな事に注意をして行ったらよいでしょうか?

まずは、当日の体調の状況を確認しましょう。
病院でも行うとは思いますが、熱や風邪の症状がないかチェックです。

また、今までアレルギーを持っていたらそれも医者に伝えられるようにして置いたらいいですね。
アレルギーのほかにも、既往歴なども事前に把握しておくようにしましょう。

無事、予防接種が済みましたら、

当たり前のことですが、注射した部分を強くこすったり、
激しい運動をしたりしないようにしましょう。

しばらくは、ご高齢の両親や祖父母の様子をちゃんと見守ってあげましょう。
様子のおかしい部分があればすぐに医者に相談できるようにしておくと良いですね。

また、予防接種後の当日ですが、1時間ほど開ければ入浴も普通にできます。
ただし、発熱などの症状が出ている場合は控えたほうがよさそうです。




インフルエンザの予防接種高齢者のまとめ

インフルエンザの予防接種は高齢者にも、重篤化防止などの効果があります。
確かに副作用で心配なこともありますが、インフルエンザの重篤化よりはかなり稀な事態です。
アレルギーなどがある場合は控えたほうがよさそうですが、
そうでない場合は、摂取をおすすめします。
が、それぞれ考え方もありますので、
インフルエンザのリスクと、注射の副作用のことを考えて決められるといいですね。

高齢者に限ったことではありませんが、予防接種を受ける際は、
既往歴、健康状態、服用してる薬、アレルギーなど、
病院でスムーズに医者に伝えられるといいですね。
注射の後は、こすったり運動は控えましょう。

ご高齢の皆さまが、インフルエンザのこの時期、無事に乗り切れることを祈ってます。




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